雑記および拍手にてコメントいただいた方へのご返信用です。
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「あっ。す、すまん。こぼした!大丈夫か?ワインだから染みにならないと良いが。布巾、布巾はどこだ。えーっと。あー…本当にすまん。これ、この前言っていたヴィンテージのジーンズだろう。濡れていて気持ち悪くないか?」
「お、おいミロ。」
「とりあえず脱げ。お前は足が長くて見目良いが、こういうときは邪魔だな。脱がしにくい。下着も濡れたか?」
「お前止めろ下着に手をかけるなぐいぐい引っ張るんじゃない!」
「濡れた下着で気持ち悪くないのか?恥ずかしがることはないだろう。別にお前が裸になったからと言って俺は気にせん。」
「俺が気にするわ!って、おま…っ!!!」
「…。」
「……。」
「お前のそれ…、」
「…………!」
「カミュのものと全然違うな。どうなっているんだ?もっと良く見せてみろ。」
「か…?!はあ?!何故そこでカミュの名が出てくる!お、お前、まさかカミュと…!」
「?どうしたあわてふためいて。それより、その手をどけろ。見てみたい。」
「や、止めんか!おい!マウントを取るな酔っ払い!!こんなことで小宇宙を使うな…!!!」
「ふーん…何だかでかいし、それに太いな。」
「!」
「そういえば、ギリシャ彫刻の男性像もこんな風になっているな。あれは誇張したものだと思っていた。カミュのはもっと小さかったし…10歳だったからか?良くわからん。そういえば、一緒に入浴するのもサガに止められて終わってしまったなあ。懐かしい。」
「ミロ、そ、そんなマジマジと見るな!触るな!そんな風に擦られると…っ。」
「?何だかべたついてきたな。なあ、腫れてきているが大丈夫か?熱っぽいし、病気なら、」
「ゴールデントライアングル!!!!!!」
「…一昼夜彷徨ったぞ。」
「すまん。つい、放ってしまった。」
「つい、で必殺技を出すな。」
「面目もない。」
「だが、…俺も悪かった。本当にすまん。酔っていたこととはいえ、あんなことはすべきではなかったな。何故、あれほどお前があわてふためいたのか、デスマスクから事情は聞いた。」
「で、デスマスクだと?やつめ、余計なことを漏らしていなければ良いが…!」
「?何をぶつぶつ言っている。」
「いや、何でもない。それで、やつは何と?」
「正式な作法ではなかったのだろう。」
「?」
「作法があるとは知らなかった。俺もまだまだ勉強不足ということか。」
「いや、確かに勉強不足というか常識不足ではあるのだが、何だその作法というのは。おい、何だこのデジャヴは。下着に手をかけるなぐいぐい引っ張るんじゃないと何度言えばお前は…!」
「手ではなくて口でするのが正式なやり方なのだろう?この前は手ですまなかったな。本番は、股の間に挿入するとか…知りたければカノンがきっと教えてくれると言っていたぞ。何故か腹を抱えて笑っていたのが、解せなくはあるが…。」
「あの馬鹿蟹め…!次会ったら完膚無きまでに殺す…!!!」
「おい、たとえ冗談でもぶっそうなことを言うな。聖闘士同士の私闘は禁じられているだろう。」
「大丈夫だ、私闘ではなくあくまでも私刑(リンチ)だからな。それより、お、おい、止めんか。お前にはためらいというものが……~っ!!!」
「口に入れた瞬間、ぐんと固くなったな…それに熱い…こんなに熱くなって大丈夫か?」
「…………大丈夫だ。そういうものなのだ。」
「そうか。」
「それに、フェラされていっそ諦めがついた。」
「?何がだ?ふぇら??」
「据え膳食わぬは、と言うしな。それより、続けてくれ。」
「?良くわからんが、わかった。とりあえず続ければ良いんだな。くそ…髪が邪魔だな。」
「……はあ…気持ち良い。夢にまで見た光景のはずなのに何かが決定的に違うが……まあ、気にするのは止めた方が無難だろうな。…ミロ、根元に手を添えて…こう、そうだ。こうしてくれ。こちらの方がずっと良い。」
「ん…こんなに腫れあがって大変そうなのに、お前と来たら、気持ちよさそうだな。…俺はあごが疲れてきた。」
「そうか。俺もそろそろ出る。…無理ならば、飲まなくても良いからな。」
「出る?…ふっ…、」
「は、ミロ…っ。」
「んっ…!!!」
「フー…。………ミロ、大丈夫か?」
「……………………何だこれは…膿か?」
「ここまで無知だといっそ清々しいな。膿ではない。」
「どろっとしている…。」
「まじまじ観察するな、俺が恥ずかしくなる!ティッシュはどこだ?……あった。ほら、ここに吐き出せ。止めんか。」
「何なんだこれは。」
「次代の聖闘士を生みだすために一番大切なものだ。フッ…白昼から守護する宮でこんなことをしているのかと思うと、ぞくぞくするな。ミロ、場所を移そう。ベッドへ行くぞ。お礼に、今度は俺がしてやろう。」
「?してやるも何も、俺にはこんなものついていないぞ。おい。笑うな。何なんだまったく。こら、抱き上げるな!俺はそこら辺にいる一般人とは違うぞ!」
「こら、そう暴れるな。いとおしくなる。」
「…なあ、お前、何か悪いものでも食べたのではないか?傷んだ魚介とか。」
「確かに俺は海龍でもあるが、こういうときやたらと魚介を持ちだすのは止めろ。俺は意地汚いガキではないぞ。」
「しかし…。」
「しかしもでももない。…ミロ、」
「何だ?そんなそっと扱わなくても、俺は壊れないぞ?っ!おお、お前のベッドはふかふかだな…!俺もこんなベッドで寝たいものだ!」
「今はベッドより俺を見ろ。それに、寝たければいつでも好きなだけ寝かせてやる。」
「んっ…、」
「…ミロ………。」
「はっ…、はあ、はあ、…な、何だ?俺の知っているキスと違う。というか、キスなのか?お、おい。何でシャツを掴んで…プハッ…なあ、上も脱ぐ必要性はあるのか?それに、お前だって。」
「少し黙っていろ。今、お前のかわいらしいここにもキスしてやるからな。…足、開いて。」
「わかった。ここは知識のあるお前に従おう。」
「素直でよろしい。」
「それで、これで良いか?」
「そうやって恥ずかしげもなくガバッと開けるな、色気のない。まあ、そんなところも俺は好きだが。」
「?何か言ったか?」
「いや、何でも。…きれいな色だな。それに、甘い香りがする。フフ…俺のを舐めて興奮したのか?」
「何だかわからんが楽しそうだな。」
「楽しいに決まっている。夢にまで見た光景だぞ。…まあ、展開は思っていたよりだいぶアレだが。」
「アレ?」
「いや、何でもない。…ミロ…。」
「…っ!」
「はあ……気持ち良いか?」
「あ、な、何これ…ンっ…ちょ、ちょっと待て!手も使うのか?!作法だと手ではなく口だと…そ、それに聞いていないぞ、こんな…っ!」
「…こんな?」
「や、あ、あ、」
「こんなに腰を浮かせて、気持ち良いのだろう?さっさと認めてしまえ。」
「…………………………っ!!!!」
「ほら、お前の中がもの欲しげに俺の指にしがみついているのがわかるか?お前はかわいいなあ。」
「か、可愛いわけあるか!お前は俺を誰だと…蠍座の黄金聖闘士ミロだぞ!!」
「そうだな。夜空で一等輝くアンタレスだ。」
「…フー…フー…フー………な、何だこれは…ショックだ…小宇宙を燃やしてもいない相手に銀河が砕けるさまを見せつけられるなど。」
「頭を抱えるようなことではないし、そういうショックを受けるようなことでもないと思うぞ。」
「そ、そうか?」
「ああ。…これほど濡れたなら大丈夫だろう、本番に行くか。」
「うむ…、あ、その前にアフロディーテから伝言があったのを忘れていた。本番前に、必ず、お前に聞くようにと言われている。」
「…何だ?無粋な言葉でなければ良いが。」
「では、言うぞ?「責任はちゃんと取ってくれるのだろうな?」」
「…。」
「……。」
「…………。」
「か、カノン?」
「フ、」
「大丈夫か?どうした急に黙りこんで…俺は何かおかしなことを言っただろうか?」
「ウワーッハハハハ!!!!アフロディーテもおかしなことを訊いてくれる!このカノン、当然責任を取るに決まっているだろう!お膳立てしたのはお前たちではないか!!」
「お、おい、大丈夫か?どうした急に高笑いを始めて。何か降臨してないか?ハーデスとか。」
「ミロ!」
「う、うむ!?」
「責任は取る!俺と結婚してくれ!!!」
「それで、そこまでお膳立てしてあげたのにどうしてこうなったのかな?良くわからないんだけど。」
「わからん…。」
「わからないのはこちらだよ。ほら、デスマスクもつまみを作ってないで、カノンの話を聞いてやってくれないか?」
「話っつーか愚痴だろ?何でそこまでいっといて失敗すんだよ。わけわかんねえな。」
「わけがわからんのは俺とて同じだ。頬を上気させ肩で息吐く汗ばんだ肌のミロに「は?どうして?わけがわからん。断る。」と言われてみろ。心が折れるぞ?!」
「頬を上気させうんぬんのくだりは要らねえが、まあ、確かに、心もアレも折れちまうわな。」
「セックスのセの字も知らないようなミロに、いきなりプロポーズをしたから駄目だったんじゃないかな?もう一度アタックしてみたらどう?」
「もう一度アタックして振られたら、俺は、海に還るからな。」
「はあ?!アンタ、何言ってんだ。アンタが海闘士一本に絞ったら、誰がサガの面倒みるんだよ?!」
「……ミロが別の男に取られても良いなら話は別だけど、そうじゃないんだったら、当たって砕けるまでアタックしてみるべきだと思うよ。」
「……………善処する。」
「む…カノンか。どうした急に。アテナとの面会を希望か?生憎、アテナは席を外されているのだが…。」
「俺が用があるのはアテナではない。」
「ならば…シオンは不在だし、サガか?サガはあそこに…む…お前…酒臭いぞ。まさか、飲んで来たのか?」
「話があって来た。」
「神聖なるアテナ神殿に飲酒状態で来るなど、どういう」
「良いから、俺の話を聞け!」
「…わかった。お前がそこまで言うのだ。何か事情があるのだろう。」
「ミロ、昨日はすまなかった。」
「?ああ、あれか。別に気にしてはいないが。」
「フ…お前にとって俺のプロポーズは気に留められることすらないような些事だということか。」
「いや、そういうわけではないが…。本当にどうした?久しぶりに卑屈なお前を見たぞ。嫌なことでもあったのか?」
「嫌なこと…嫌なことと言えば、そうだな。」
「俺で良ければ話を聴くが。」
「……ミロ、お前は残酷だ。」
「俺が?」
「そうだ。俺は、お前にSNを打たれたあの日からずっと、お前のことを想い続けていた。恋焦がれていた。」
「!」
「お前のことを知れば知るほど、掌中に収めたくなった。誰にも渡したくなかった。卑怯な真似とは承知の上で、夢にまで見たお前を手に入れられるならばと、デスマスクの甘言に乗って既成事実を作りかけた。ミロ、俺にはお前が必要だ。お前というアンタレスがなければ、俺の空は精彩を欠いてしまう。頼む。俺と結婚してくれ。お前を心から、愛しているのだ。」
「…。」
「……ミロ、返事は?」
「………。」
「…それほどまでに、俺のことが嫌か?」
「…ない。」
「?」
「い、嫌ではない…。」
「今、何と、」
「嫌ではないと言った…っ。」
「……。」
「…………。」
「…お前、その手を外せ。もっと俺に良く顔を見せてみろ。隠すな。」
「ええい、止めんか恥ずかしい!や、止めろ!お、俺は別にそんな…!!!抱き上げるな馬鹿!」
「ウワーッハハハハ!!!!何だお前、俺のことが好きだったのか!首まで赤くして愛いやつめ!」
「だ、誰が好きなものか!調子に乗るな!あちこちキスするな!」
「あちこちは嫌か。フッ…ならば、唇にとっておきのをしてやろう。ミロ、」
「な、何だ?」
「そう警戒するな。…愛しているぞ。」
「…っ!!!!!!!!」
「トイレで席を外していた間にずいぶん盛り上がっているようですが…一体何が?」
「…。」
「サガ、後生ですから、滂沱の涙を流していないで事情を説明してくれませんか?」
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