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ついったーで妄想して見たモノを転載してみます。
海賊とは名ばかりの、ロマンス小説仕立てになりました。





王の容体が悪化し、フランスで遊覧中だった第一王位継承者のアテナをイギリスへ送り届けることになったミロとリア。
侯爵家出身のミロは、普段は性別を隠して軍に属する士官で、子爵(伯爵家)のリアも士官。ただ、前者はスパイ活動…というかアテナの警護が主な仕事で、後者は戦争がメイン。
乗船中、一行は襲撃を受ける。
海賊船にしてはやけに手慣れた攻撃に、海賊船を装った敵国の襲撃だと判断したミロは、アテナに侍女のお仕着せを着せると、船倉に隠す。このとき、アテナと相部屋だったので、ミロは貴婦人の姿。リアは表で敵と交戦中。
そんな中、海賊の頭領がやって来る。
アテナを守るため、「私がアテナです」「だから私を攫いなさい」と偽るミロ。頭領はおかしそうにミロを見やり、アテナにしてはとうがたっているとからかうものの、ミロの本気に免じて、ミロを攫っていくことで蹴りをつける。
「それに、お前の方が俺の好みだしな」「攫ってくれと言ったのはお前だ」

ミロが連れて行かれたのは…どこだろう…どこかの所領にする。
ミロは、まるで仮面舞踏会のような仮面を取った頭領の顔にハッとする。それは、フランスの舞踏会で見かけた顔だった。ミロは興味のないことはすっぱり頭から消えるタイプなので、紹介されたはずなのだが、相手の名前を覚えていない。
真偽のほどは怪しいが、頭領は「カノン」と名乗る。
ミロはいずこともわからない所領で、賓客として扱われるが、逃げ出そうとしてもさっぱり隙が見つからないし、カノンの部下たちにも訳知り顔で「カノンの新しい愛人でしょう」風に見られ、かなり頭に来る。
とうとう、カノンに不満をぶちまけるミロ。
皮肉屋のカノンはミロのおかんむりにも笑うばかり。
一刻も早くアテナの元に戻りたいミロは、隠し持っていた食事用のナイフでカノンに斬りかかるが、あっさり床にねじ伏せられてしまう。本気の殺気を放ってしまったのが敗因。
カノンはミロに罰と称して、本番寸前までの行為で、ばつの悪い思いをさせる。
それ以降、ますますおかんむりにきたミロは本気を出してカノンを殺しにかかるのだけれど、そのたびにねじ伏せられて、いやんあはんな目にあわされ、ほうほうの呈で逃げ出す始末。
あくる日、ミロはカノンが執務室でうたた寝しているのを見かける。ミロは殺そうか悩みつつ、カノンの頬に指を這わせる。
「なんだ、殺さないのか?」
起きていたらしいカノン。ミロは不機嫌そうに
「寝込みを襲う趣味はない」
「別に、俺は襲ってくれても構わないんだが」
カノンはミロを抱き寄せて耳元で笑う。
ミロは羞恥に眦を染めて手をあげようとするが、困惑した様子でその手を下ろす。どういうわけか、殺せる気がしない。
情に篤いミロは無自覚のうちに絆されまくっていたらしく、とりわけ、カノンを取り巻く部下たちに絆されまくっていたらしく、そうなるともうカノンを殺せる気がしなくなっている。
カノンはそんなミロの胸の内がわかるのか、呆れ交じりに笑いながら、ミロの胸に顔を埋める。
「俺の傍にいてくれ、ミロ」
それまで、ミロは本名を口外したつもりがない。周囲はアテナと呼んでいたし、正体がばれていたのだとすれば、カノンがミロをここに留め置く理由もない。
ミロの頭がこんがらがっているのを良いことに、カノンは…アッー 

翌朝、ミロはカノンにショコラテを差し出されながら、混乱の極みにいる。
その後、カノンに翻弄されるまま流されて無自覚にいちゃいちゃして過ごすミロの元に、カノンそっくりのサガが現れる。サガは公爵と名乗り、何かを察したらしく、カノンを呼び付けて説教を始める。ふてくされるカノン。
「私はアテナを無事お迎えするよう命じたのだ、襲撃しろとは言っていない!」
反抗期真っ盛りのカノンはなんか酔っぱらってたこともあって、それとアテナや兄への反感もあって、思わず襲撃してしまったとかそういう無理矢理展開でよろ。
呆気に取られるミロに、
「カノン、お前は何を考えている!あー、あなたは…?」
「ミロだ」
「ミロにも世間体というものがある、結婚しなさい!」
シャベロンなしで未婚の娘が男と、それも、長期間にわたって同居していたなど、世間体がやばすぎる。結婚しない道もあるが、そうすると、ミロは名が穢されてしまう。
それまでほとんど男として生きていたので、自分が女だという自覚がなく、それゆえにそういうことに考えがいたらなかったミロ。

その晩、眠れない夜を過ごすミロの元にカノンが忍び込む。
カノンは眠たげながら寝付けないミロにコートを投げつけ、
「ミロ、出かけるぞ。さっさと支度しろ」
「…こんな夜更けにどこへ行く?」
「駆け落ちには丁度良いだろう」
「は?」
目を丸くして立ち尽くすミロを抱き上げ、カノンは馬車に連れ込む。
グレトナグリーンに向かう道中、カノンが傍にいるので安心してうとうとしてきたミロ。
「なぜ、いまさら駆け落ちなんだ?明日にでも、サガは結婚許可証を取って来るという話だったではないか」
(※結婚許可証があれば、婚約手続きなどをすっ飛ばして結婚できます)
「それでは意味がない。」「別に、サガがお前と結婚するわけではない。お前と結婚するのは俺なのだから、俺のしたいようにしても良いだろう?」
「横暴だな。正直、意味もわからん。襲撃といい、お前の論理は理解しかねるぞ。」
「悪いか?」
「いや、いっそ清々しい」
しばらく経ってから、まどろんでいるミロの耳にカノンが囁く。
「好いた女くらい、海賊らしく奪い取らせろ。」

翌日、グレトナグリーンで結婚。いつの間に用意していたのか、結婚指輪は真紅のルビー。
いったい自分はどうしてしまったんだろう、それでも、この男とともにあることがこんなにも嬉しい、とミロが頬を綻ばせていると、追手が到着する。
「ミロ、水臭いではありませんか!」
「アテナ…!」
馬車から降り立って駆け寄ってきたのは、アテナ。その隣には、渋面のサガの姿もある。
「もちろん、正式な結婚式は、私の立ち会いの下、していただけるんでしょう?」
アテナに見つめられしどろもどろになるミロの隣で、サガがカノンをじろりとにらむ。
「まがりなりにも、公爵家の次男がこのような結婚、許されるはずがないだろう。駆け落ちすれば式を逃れると思ったのかもしれないが、そうはいかないぞ。お前にはちゃんと式を挙げてもらうからな、カノン。」
それから
「お前がどう思っているのかは知らないが、お前も私たちの家族の一員なのだ、カノン」


なんか、あとは、うん。実は子どもができちゃっててなんやかんや騒動があるんじゃないかな。ぜんぜん、まったく、海賊設定が活用で来てないけど、うん、いつものことですねわかります。



という妄想ツイートでしたー!

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