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最近、我ながらタイトルが投げやりですね!
ストレスがたまるとエロに走る管理人ですが、さすがにエロばっかりだといささか世間体が気になってまいりますので、たまにはエロ以外を書いてみます。

舌の根も乾かぬうちに、プロットです!
(※会話文にしました)


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「くっ、このようなテーマパークになぜ黄金聖闘士の俺が…。そのうえ、このようなひらひらふわふわのドレスをわざわざレンタルしたうえで着用させられるとは、至極恥だ!コルセットのせいか胸もきついし…おい、カノン。アテナはどこにいらっしゃる?姿が見えないようだが…。」
「待ちわびて、青銅どもと遊びに行ってしまったぞ。」
「なぜ引きとめない!」
「癇癪を起こすな。ぎゃーぎゃー騒いで素直に着替えなかったお前の手落ちだろう。騒ぎ立てる声がここまで届いたぞ。それに、あのような年頃の娘は、保護者が同伴していても楽しめやせん。たまには、羽根を伸ばさせてやったらどうだ?」
「どうだもこうだもあるか!何かあったらどうする!」
「こら、待て。何かだと?そのような事態を危惧しなければならん世の中を、アテナは望まぬだろう。ハーデスの他にも、まだ、アテナの力をもってしても退けられないほどの強大な敵がいるとでも?」
「くっ…お前はいつもあーだこーだと理詰めで来るからきらいだ。この組んだ腕を放せっ。」
「そういうお前は感情的になりすぎるきらいがあるようだな。絶対に放してたまるか。」
「ぐううう…。くそっ、この馬鹿力め!」
「ほら、ふくれっつらするな。行くぞ。アテナは俺たちにも楽しむようおっしゃられたのだから、せいぜい楽しまなければ損だろう?義務だと思ってついて来い。」


「このようなひらひらふわふわのドレスで遊んだところで面白いわけがない。何やらカノンは大いに面白がっているようだが、俺は不満だ。ちょうど都合の良いことに、やつはジェラードを買いに行っていていない。このような格好でアテナを探しまわれば悪目立ちしてしまうに違いないが、屋根の上へのぼれば、そう目立つこともあるまい。屋根の上を人目を忍んで移動する程度、俺ほどの聖闘士にかかれば赤子の手をひねるより簡単だということを証明してやろう。…スカートの裾が思った以上に邪魔くさいな。いや、しかし、めくれば…。」
「…おい、何をしている?」
「うわっ!」
「お前はまったく…屋根に登ろうとするな!じゃじゃ馬にも程があるな。それで俺の目をくらまそうとしたつもりか?そのようなひらひらふわふわカラフルなドレスで逃げられるはずがないだろう?」
「ええい、うるさい!お前の説教はごめんだ!放せ!何をどさくさにまぎれてお姫様だっこしている!」
「周りを見てみろ。新婚カップルが同じことをしているだろう。カモフラージュだ。少し目を離した隙にこれだぞ?放してたまるか。」
「~ッ!」
「ほら、あーん。」
「誰がたべっ」ムギュゥ
「どうだ?美味いか?わざわざ俺が行列に並んで買ったジェラードだもちろん美味いよな?」
「~~~~~ッ!!」モグモグモグモグ
「美味くて言葉も出ないかミロお前は本当にクゴかわいいなあ食べてしまいたいくらいだ。」
「…。」モグモグモグモグモグモグ
「その熟れた林檎ように赤い頬にキスをしたらどういう味がするのだろうな?」
「お前…衆目がないところへ行ったら覚えていろよ…フルボッコにしてやる…!」
「ずいぶんと大きく出たものだ。はたしてお前がこの最強と名高い双子座の黄金聖闘士カノンをフルボッコに出来るとでも?」
「おま、お前、お前…ッ!」
「何だ?ミロ。」
「お前ェ…!」
「わかったわかった。そう涙目で睨むな。かわいい顔が台無しだぞ。その表情も実にそそるが。」
「うぐぐぐ!」
「ほら、腕組みで勘弁してやる。このあとどこへ行きたい?…っと、危ないな。急に殴りかかるな。おいたをするのはこの手か?悪い子だ。こんなあいらしいおててで何をするつもりだ?」
「…!指に指を絡めてもてあそぶなっ、面白おかしく息を吹きかけるな!な、舐めるな!キスもだめ!!!くそぅ、衆目を気にせず殴りかかった俺が馬鹿だった!」
「こらこら、そう言うな。せっかく、周囲が盛り上がって拍手してくれているんだ。お前のその罵詈雑言が周囲に聴こえてみろ。一気に興ざめだぞ。お前は守るべき一般市民の夢を壊すつもりか?」
「ううう…返す言葉もない。」
「む…今はちょうどイベントの最中だったようだな。五月のキングとクイーンとやらに任命されたぞ?あのごてごてきらきらの馬車に乗りこまねばならんようだ。ほら、行くぞ。」
「!お、お姫様だっこは止めんか!」
「まあまあ、そう目くじら立てるな。またお前が逃げようとしたらことだろう?さっさと乗れ。」
「くそう!押し込めるな!…うう、なぜ、カノンと二人きりでごてごてきらきらの馬車に揺られねばならんのだ…いや、しかし、この馬車。園内を一周するようだな…ということは、アテナを探す手間が省けるやもしれん。窓からアテナを探す作業にいそしむとするか。」
「……お前と来たら、アテナは俺たちにいっときでも仕事のことを忘れて楽しんでもらいたがっていたというのに、警護のことがそれほど頭から離れんのか。しょうがないやつ。」
「大事な任務を忘れられるはずなかろう。」
「俺は、すぐにでも忘れられるのだがな。」
「それはお前に黄金聖闘士としての自覚が足りんからだ。せっかく、お前はすばらしい男なのだから、もう少し身締めて任務に励まんか。」
「わかったわかった。」
「…絶対わかっておらんな。」
「お前一人の力では忘れられんというのならば、俺の力で、アテナのことは忘れさせてやる。」
「やはりわかっておらん。だから先ほども言ったようにお前は…ん?何だこの手は。それに、やけに距離が近くないか…?」
「ミロ、」
「な、何だ?おい、どうして、せっかく結いあげた髪を解く?ピンを抜くな。」
「今は、そのうつくしい眼に俺だけ映せば良い。無我夢中にさせてやる。」
「カノ」


「うわあ、ごてごてきらきらですごい馬車だな!本当に、アレにカノンとミロが乗ってるのか?沙織さん?」
「ええ、そういう話なのですが…。それにしては、」
ガタンッ!!!!!!
「…今の音はいったい何でしょう?」
「ものすごい音がしたな!」
「あら、あれはミロではないかしら?ミロ、馬車はど」
「この痴れ者が!もうお前のようなやつ、知らん!!恥を知れ!!!馬鹿!!!!」
「…何やら真っ赤な顔でわめいてどっかに消えていったぜ、沙織さん。」
「どういうことかしら?それに、この、カノンのしんそこ楽しそうな笑い声はいったい…?」
「あんなに沙織さんに忠誠を誓っているミロが沙織さんに気づかないくらい怒り心頭ってことだろ?よっぽどのことがあったんだろうな。なんかわかりたくない気もするけど、やけに、ドレスが着乱れていた気がするし。何かがあったんだろうな。きっと。」
「その「よっぽどのこと」が知りたくてたまらない私は、鬼かしら?ともあれ、ミロを捕まえましょう。話はそれからでもできますもの。さあ、行きますよ!」
「……上司が同僚のセクハラに一役買ってるんじゃあ、ミロも苦労するわけだ。」ボソッ
「ふふふ、満更でもないミロも悪いのですよ。」
(やべ、聴こえてた。)
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