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凌辱ものは、お仕事してたら、頭から展開がさっぱり消えました。
何だったかな^^;
すいません。

今日は、ひらむし、という実在の生き物からインスピレーションを得た妄想です。
一次創作でラノベにしたら面白そうだなって思っています!

私にしてはめずらしく ホモ です!

R18


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聖戦から半年。そして、ミロとカノンがそういう関係になってから、一カ月になろうとしていた。
ミロは隣で海底特集の雑誌を読んでいるカノンの横顔をこっそり見つめた。ミロはカノンの顔が好きだった。もちろん、顔以外のどこもかしこも、その罪深い過去まで、ミロはカノンのすべて愛していたが、いっとう顔が好きだった。メンクイと呆れられることは多々あれど、同じ外見でも、サガにはこのような魅力を感じたことはないから、断じてメンクイではない、とミロ自身は主張している。
少し視線を落として、雑誌のページをめくる細く長い指を見る。聖闘士という過酷な職業のため少し節ばった大きな手は、神の工芸品のような美しさを具えていた。
あの手が頬に添えられ、キスをねだり、それから、ミロのあられもないところに触れてくるさまを想像して胸が熱くなる。
カノンの熱烈な告白で付き合って一カ月。せがまれるまま、何度かキスはしていた。キスの間に、カノンに肌をまさぐられることも何度か。
一昨日は、股ぐらに張りつめたものを押しつけられてハッとした。
あのときはつい狼狽して、それ以上踏み込むのを拒んでしまったが、恋愛経験がまったくないミロも、そろそろカノンとそういう懇ろな関係になるのを意識せざるを得ない時期だ。
それに、ミロもカノンが欲しくてたまらなかった。昨日は生まれてはじめて、実在する他人を意識して自分を慰めてしまった。同性であるカノンを性的な目で見る自分に激しく動揺したが、カノンへの想いを新たにして、恋の闇に落とされた。
「そんなに見つめて…面白いものでもついているか?」
雑誌をサイドテーブルに置いたカノンが、くい、とミロの顎を持ちあげてくる。ミロはどぎまぎした。
面白そうに目をすがめたカノンが顔を近づけてくる。
ゆっくりソファへ押しつけてくる身体を抱きとめながら、唇をなぞる舌にせがまれ、かすかに口を開ける。舌を強く吸われ、ずくんと下半身に熱がこもった。カノンの太ももが、こころもち固くなったミロのものをさする。
「ミロ、優しくする。最初はきついかもしれんが、絶対良くする。」
熱っぽく囁くカノンの言葉に、ミロはびっくりした。
「えっ、俺が抱かれるのか?」
これには、カノンも驚いた。
「お前…なぜ、それほど自信満々に自分が抱く立場だと信じて疑わない?」
色々とレクチャーして来たのはカノンだ。カノンはミロが何を知っていて、何を知らないのか、おそらく当人よりも把握している。
カノンはキスの仕方すら知らず、現在こうして押し倒されているミロが、カノンを抱くつもり満々だったことが心底解せなかった。
しかし、プライドのくそ高いミロにしてみれば、これほど美しくそそられる存在に自分が股を開かなければならない理由が思いつかない。
男性本位の聖域では、そういう目で見られ賛美されることも多々あるが、ミロ自身は自分がそういう対象になりえるとは信じていなかった。もともと、同性同士の行為が容認できなかったこともある。
はじめて恋をしたのだ。どうせならば抱きたい、という本能的な衝動が強かった。
「俺はカノンを抱きたい。」
カノンの腕にしがみついて、ミロがせがんでくる。
カノンは惚れた欲目で、ミロの想いを無下にすることもできず、言葉を飲んだ。ミロのきらきらと期待に輝く目は、承諾を信じて疑わない子供の眼差しだ。カノンはこの目に弱かった。
これまでは、ミロがこういう眼差しを向けるとき、カノンも嬉々としてミロの提案を受け入れたものだが、さすがに、今回ばかりは受け入れてやるわけにはいかない。
カノンは答えあぐねた末、雑誌に掲載されていたヒラムシの生殖行為に倣うことにした。
「…よし、わかった。では、こうしよう。」
「うん。」
「ミロ、お前の気持ちは嬉しいが、俺もお前を抱きたくてたまらない。だから、俺とお前、触りあって先にイッた方が抱かれるので良しとしないか?」
ミロの夢見心地だった顔に、不満の色が浮かび始める。自分が抱いて当然と固く信じるミロは、自分の提案をカノンが全面的に受け入れないことが信じられないのだ。
すかさず、カノンはミロのくそ高いプライドを刺激する台詞を続けた。
「俺とてそうだが、お前にしても、早漏に抱かれるのは嫌だろう?」
「わかった。お前の提案を受け入れよう。」
即答だ。
内心、カノンはほっと胸を撫で下ろしながら、密着させていた身体を少し離し、それぞれの手を差し入れるだけのスペースを作りだした。
どうなるのか見当もつかず、事態を静観しているミロを後目に、それぞれのファスナーを押し下げる。先ほどのキスで固くなりつつあったものを、ミロの熱いものに触れ合わせると、カノンの胸は激しく高鳴った。
「ほら、ミロも触ってくれ。先にイッた方が負けだからな。」
そう言いながら、ミロのものの先端をゆっくり指の腹でなぞる。そうして、催促するようにミロのものへ自分のものを擦りつけると、たまらなく興奮した。
はじめて触れる他人の手に、ミロの身体がびくんと跳ねる。むずがるように激しく上下する胸がミロの動揺を伝えていたが、それでも、生来の負けん気が手伝ったものか、ミロはカノンのものへ指を絡め返した。
ぎこちなくさすりあげられて、これ以上ないくらい、固く張り詰める。このような稚拙な技巧しか持たないミロが百戦錬磨のカノンを抱くつもりでいたなど、片腹痛い話ではあったが、稚拙であればこそ、カノンは否応なしに興奮させられた。なぜならば、それは、ミロを堪能するのはカノンがはじめてだという証拠だからだ。
射精を促すようにミロの裏筋を何度も押し揉みながら、堪え切れずあえかな息を吐き始めているミロの半開きの口へキスをする。ミロの口蓋をくすぐり、舌で舌をなぶると、そのたびに、手の中でミロのものがぴくぴくと動いた。
欲情しきったミロの喘ぎが、下半身を直撃する。
このまま時間が止まってしまえば良いのにとさえ思ったが、願ったところで叶わない望みだ。
いっそ、自分から抱いて欲しいとこいねがうまで焦らしてやろうか。はじめて他人と肌を重ね合わせるミロは、待ち受ける強烈な快楽の兆しに、そうのんびりと構えていられないだろう。何せ、少し触ってやっただけで、こんなにも快楽に翻弄されているのだ。何度か、イケそうでイケないもどかしさを味わわせてやれば、堪え切れず、自分からあけすけにせがんでくるはずだ。
一瞬、カノンは自分のひどい考えに流されそうになったが、そうなったとき、プライドのくそ高いミロが自分を許すとも思えず、カノンは断念せざるを得なかった。
カノンは先走りでぬめるミロのものを容赦なく愛撫しながら、快感に奉仕がおざなりになりかけているミロのてのひらへ自分のものを押しつけた。
押しとどめるようにカノンの腕へ置かれていた手に、ぎゅっと力がこもる。
ミロは呻き声を漏らしながら、カノンの手へ劣情を放った。
「ミロ、先ほどの約束だが。」
カノンの言葉に、肩で息をついていたミロはきっと顔をあげた。
「…わかっている。男に二言はない。好きに抱け。俺にそれだけの技量がなかったということだろう。」
ミロのこういう潔さが好ましい。
カノンは悔しそうに噛み締められた唇を吸い、熱情に蕩けさせる行為にいそしむことにした。ミロのすべらかな腹に自分のものをすりつけながら、ミロのジーンズを脱がせる。
本心を言えば、ミロの顔がとっくりと拝める正常位で臨みたかったが、はじめてのミロに無理をさせるつもりもない。カノンは腹ばいにさせたミロの上へのしかかった。
事前に用意してあったローションを固く閉ざされたミロの中へ塗り込み、十分な時間を費やしてほぐす。カノンにその意図はなかったが、ミロは弄られているうちに何度かイッたらしい。中にあるしこりを押し潰すたび、身体の下でびくんと跳ねた。中も外に劣らず、敏感なのだろう。
カノンの指を三本咥えこんだそこは蕩けそうに熱く、ひくひくとしがみついて離そうとしない。
期待に胸が膨らんだ。
「ミロ、そろそろ良いか?」
指を抜きだし、ひくつくつぼみへ先端を押しつけながら問いかけると、赤い眦のミロがけだるげに頷いた。
尻を突き出させ、獣のようにまぐわう。ひときわ太い部分に良いところを押し上げられたのか、挿入しただけでイッたミロは、カノンが抜き差しするたび、髪を振り乱し、泣き声めいたよがり声をあげて享楽に耽った。とても、はじめてとは思えない奔放な乱れ方だった。これほどまでに淫乱なミロが、これまで他人の肌を知る機会がなかったことは、カノンにとってちょっとした奇跡に感じられた。
触れてもいないのに、しとどに濡れて張りつめたミロのものが、どれだけ感じているかを知らしめている。
カノンはミロの腕を掴んで自分の上へ跨らせると、尻をわしづかみ、ミロの身体を勢いよく下から突き上げた。背が大きくそらされるたび、中がきつく引き絞られ、危うくイキそうになる。最初はされるがままで跳ねるばかりだったミロだが、カノンの意図を汲んだのか、しばらくすると自分でも腰を振り始めた。
気持ち良い。
気持ち良くさせたい。
今は、それしか考えられない。
ミロの半開きの唇を赤い舌が舐める。カノンは誘われるままミロに口付け、そのまま、ミロの体を再びベッドへ押し倒した。
押し倒した衝撃で、ぐいと深く根元まで突きたてられることになり、ミロの身体がびくんと跳ねる。同時に、ミロの中がきつく締めつけ、精子を求めるようにうごめいた。
これにはたまらずカノンも劣情を放ってしまった。
体内に広がる熱に、ミロの顔がうっとりと蕩ける。
淫蕩な表情にまた熱を煽られ、カノンは繋がったまま膝立ちになりミロのひざ裏をベッドの上へ押さえつけると、眼下にさらけ出された部分を何度となく責め立てた。
激しい交接に泡立った精液があふれてはこぼれ落ち、ミロのなめらかな腹にかかる。それから、ミロは更に数回にわたって自分の劣情ですべらなか腹を汚したあと、耐えきれなかったように眠りについた。
ひくひくと痙攣する中は、まだもの欲しげにカノンにしがみついている。
ミロとの相性ばっちりのはじめてのセックスに、カノンはこれ以上ないくらい幸せだった。
しかし、その翌日である。
意識を飛ばしたミロを風呂へつれていき、腹を下さないよう中に出したものを掻き出して、寝乱れたベッドを整えたカノンが、幸せいっぱいの胸でミロの寝顔を見つめていると、喘ぎすぎてかすれた声で、ミロは第一声を放った。
「…経験値を積んで、次は絶対勝ってみせるからな。」
あれだけよがってなお、まだ諦めていないとは。カノンは衝撃を覚えると同時に、そのような不吉な宣言を現実のものとさせないため、再びミロの身体をさいなめる行為にいそしむのだった。




ヒラムシ説明:
両性のヒラムシはtnkでチャンバラして、突っ込まれた方が雌として孕み、突っ込んだ方は去っていくそうです。
なにそれおいしい。
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