雑記および拍手にてコメントいただいた方へのご返信用です。
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ミロが拉致されてから、3日が過ぎた。
ミロはカノンによって望むものは何でも与えられ、神殿内部を自由に出入りできたが、首輪があるため、結界を張られた海底にある神殿から逃げることは叶わなかった。ミロは歯がみした。これでは、アテナの御前へはべることができない。
ミロはむしゃくしゃするまま、首輪を力いっぱい引っ張った。当然、首輪は外れなかった。
これではうっかり縊死しかねないと悟ったミロは、首輪の解除方法を正々堂々カノンに尋ねることにした。
近頃、すっかりミロに耽溺しているカノンは、ミロの顎を人差し指でなぞり、自分の望みを叶えてくれるならば、首輪の秘密を教えてやると囁いた。耳元で囁かれる声に、ぞくり、ミロの肌が期待に粟立った。
参謀役のカノンをベッドへ引きとめれば、それだけ、アテナとポセイドンとの対決は遅れていく。ミロが逃げ出す機会もあるかもしれない。
最初はそう思ってのことだったが、今ではすっかり、ミロはカノンのとりこだった。むろん、建前ではなく本心からの発言ではあるのだが、それだけが、カノンをベッドに留める理由ではなかった。
「お前の首輪は、小宇宙を操れるものが触れれば、たちまち外れるようになっている。」
ミロと約束をとりつけたカノンが、わざとらしく、にっこりする。ミロは怒りに顔を赤くした。結界から抜け出すためには首輪をとらねばならず、首輪をとるためには小宇宙を操らねばならず、首輪があるために小宇宙は操れない。
まなじりを吊り上げて悔しがるミロの様子に、カノンはにっと口端をつりあげると、情け容赦なくミロの身体をベッドへねじ伏せ、手早く目隠しをとりつけた。
びくん。ミロの肩が跳ねる。
眼隠しは、カノンとのセックスに第三者の登場を告げるものだった。
わずかな恐怖心とそれ以上の辱められる興奮から、ミロの息が浅くなる。カノンは呼吸に伴ってせわしなく上下する乳房をたわむれに揉みしだきながら、入口にたたずむアイザックへ顎で合図した。
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