雑記および拍手にてコメントいただいた方へのご返信用です。
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「それでカノンを置いて逃げて来てしまったのですね。」
「アテナよ、人聞きの悪いことを。私は逃げてなどおりませんグスッ」
「よしよし。そんなに泣かないでください。かわいそうに、怖かったのですね。何も逃亡を恥じることはないのですよ。カノンは敵ではないのですし、未知に対する本能的な恐怖は人であれば当然のこと。あなたは頑張りましたよ、ミロ。」
「…アテナよ。」
「よしよし。もっと抱きついて良いのですよ。はあ、これほどいい香りで温かくてどこもかしこもやわらかいえっちな身体ですもの、カノンがつい理性を失って非人道的な行為に出てしまったとしても、仕方のないことです。それにしても…あなたへ何か助言ができれば良いのですが、しょせん、私も一人の処女。助言すべき言葉を持ちません。あら、あそこにいるのは、デスマスクとアフロディーテではありませんか?デスマスクは、悪い噂が絶えませんね…先日も私のお付きの侍女の一人に手を出したとか、出さないとか。認知を迫られたことも数知れず、と聞き及んでおります。彼を呼びましょう。二人とも!こちらへ来てくれませんか?」
「(うげ、どういう話ししてんだか聞きとれねえが、嫌な予感しかしねえんだが。)」
「(奇遇だな、私もさ。)」
「アテナよ、お呼びでしょうか?」
「魚座の黄金聖闘士アフロディーテ、御前に。」
「実はかくかくしかじかこういうことで、ミロがカノンと事に及ぶのを怯えているのです。何か適切な助言をしてあげたいのですが、私にはこのような事態に対する知識がありません。デスマスク、あなたでしたら経験豊富でしょう?私は席を外しますから、アフロディーテと一緒にミロへ色々教えてあげてくれませんか?それでは、頼みましたよ。」
「…。」
「……。」
「………。」
「お前、カノンとナニやってんだよ…。いや、まあ、あの愚弟だったらそりゃ手も出すか。サガが怒り狂うさまが目に浮かぶぜ。」
「カノンを愚弟と言うな。同じ黄金聖闘士を愚弟呼ばわりとは、許しがたいぞ。デスマスク。」
「はいはい悪かったな。そう噛みつくなって。噛みついたところで、おめめが真っ赤に腫れてたら迫力半減だぜ、プリンちゃん?」
「むぐぐ!よくわからんことを言うな、俺はプリンではない!見てわからんのか、人間だ!」
「わかった。よーくわかった。そういえば、考えるまでもなく、お前、聖域からろくすっぽ出たことなかったな。出たとしても、監視役で誰かついてたし。最後に一人で聖域を出たのは、ありゃ、黄金聖闘士総出て駆り出されたときか。こりゃ、どうすりゃ良いのか見当もつかねえなめんどくせえ。とりあえず、優しくして、って言っておけ。それでカノンには通じるだろ。俺を痴話げんかに巻き込むな。…って、アフロディーテ。お前、どうした。黙りこんで。げっ、泣いてやがるのか!??」
「私たちのミロが穢れてしまった…。」
「おい、止せよ。大の大人が男泣きなんて、こええだろ!ほら、泣き止め!…ああ、こいつがサガと同じくらいミロを溺愛してんのをすっかり忘れてた…いや、だが、アフロディーテでこれってことは、サガはもっとやべえんじゃねえの?聖域終わったな。」
「アフロディーテ、どこか痛いのか?大丈夫か?」
「ふっ、お前は優しいな…ミロ、少し待っていろ。とうとうこのときが来てしまったか…悲しいことだが…私もいずれこの哀しみに耐える術を見つけるだろうさ。」
「光の速さで消えたな、どこに行くんだあいつ。まさか、サガを連れてきやしねえよな。うわあ、大惨事になるじゃねえか。さっさととんずらこきたいとこだが、アテナに任された手前、この場所を後にするわけにもいかねえし。俺様の人生詰んだな!」
「さっきからごちゃごちゃと…何を言っている?それよりも、優しくして、の有用性を話せ!」
「ああ?お前、意外にもちゃんと聞いてたのか。意外だな。」
「むう、頭を撫でるな。俺はもう子供ではない、成人した立派な大人だ!」
「あーそうだな、そりゃ色気づいて野郎のちんぽ突っ込まれるなんて立派な大人の行為だよな。だが、泣いて逃げたとこはまるきりガキじゃねえか。このガキ、色気づいて余計な手間かけさせてんじゃねえよ!」
「~~~…っ!もう、許せん!そこになおれ、デスマスク!成敗してくれる!」
「ああ、やるか?俺だって聞きたくもねえ同僚のむなくそわりぃセックス話聞かされてむしゃくしゃしてんだよ!相手になるぜ!」
「…デモンローズ!!!」
「あじゃぱアーッ!!」
「む、この薔薇は…!アフロディーテか!」
「止めんか、二人とも。」
「…その手に持っているモノは、本、か?」
「ミロよ、いずれお前に授けねばならんと思っていた代物だ。受け取ってくれ。」
「…『よいこのほけんたいいく たいしょう しょう6』?何だ、これは。」
「良いか、ここに図説が載っているだろう。男性器、これは、わかるな?お前にもついていたものだ。隣のページを見てみるが良い。これが、現在のお前に備わっているものだ。」
「そういえば、カノンもそのようなことを言っていた。俺はてっきり風穴をあけられたものと思っていたが…しかし、これは何だ?何のために備わっている?カノンにはペニスを入れられてしまったが、もともとそのような用途のために備わっているものなのか?」
「次はこれを読むと良い。こちらは、対象年齢18歳以上。ちなみに、デスマスクの所有物だ。」
「おい、アフロディーテ!てめえ、俺がデモンローズ喰らって悶絶してるのを良いことに、勝手に俺のエロ本曝してんじゃねえよ!しかもそれ、まだ買ったばっかで未開封のやつじゃねえか!」
「当然だ、お前の精液が付着しているかもしれんような使い古された本をミロにくれてやれるわけがないだろう。」
「な、なあ、アフロディーテ、こ、これ、こんな…だ、大丈夫なのか?え、なに、俺、だってこんな…っ。だってここ、ケツだろう?!」
「…しまった、中身を確認すべきだったか。一足飛びにハードなプレイのものを渡してしまったな。」
「へっ、ざまあみやがれ。」
「もう一度デモンローズが喰らいたいか?ミロ、違うぞ、このページのことは忘れて、ほら、このページを見ると良い。そう泣くな。お前が涙を浮かべるさまは非常にあいらしいが、お前がそのように辛そうだと、見ている私まで辛くなってしまう。これが、ミロがカノンとしたことだろう?」
「……途中から違う。」
「違うのは当然だ。お前はまだ未熟者でそうなれる可能性は低かったし、それでもそうなる可能性は存在することは存在したが、その前にカノンから逃げ出して来たのだろう?だが、カノンはあくまでもお前とこうなりたかったのだ。」
「…お、俺。こ、こんな。こんなの出来る気がしないぞ。」
「小宇宙と同じことだ。最初はうまくいかなくとも、慣れるうちに、ちゃんと気持ち良くなれるはずだ。鍛錬を欠かさねば、必ずな。大丈夫だ、ミロ。お前には素質がある。恐れることなど何もない。」
「鍛錬と同じ…。」
「鍛錬を怠るような人間ではないはずだ。今は未熟でも、日々精進すれば良い。どうせカノンは達人級だろうからな。カノン相手に、よく教えてもらうのだぞ。」
「あ、ああ。うむ。ありがとう、アフロディーテ!鍛錬であれば、この蠍座の黄金聖闘士のミロ、頑張れそうだ!いずれ、みなの手本になれるよう励まなければな!」
「そうだな、励むと良い。それから、このことだが、あまり公言しない方が良いぞ。普通、こういうことは秘めてしかるべきとされるのだ。特に、サガには言ってはいけないぞ。卒倒してしまうからな、良いか、絶対サガにだけは言うのではないぞ。では、戻ると良い。このアフロディーテ、首尾よく、お前がカノンと一緒に遥か高みへいけることを双魚宮より祈っているぞ。」
「すまん、何から何まで恩に着る。アテナには後ほどご報告させていただくとして、俺は一刻も早くカノンの待つ天蠍宮へ帰らねばならん!」
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