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ナポレオン妄想とは、もともと「ナポレオンの時代にカノミロがいたら(ホモ)」が元ネタだったんですが、転がり転がって、


[pixiv] もしもカノミロが5年前に出逢っていたら (カノミロ / 女体化) | たっぴ

になった妄想です。
これのLoSカノミロ子版です^^

※R18.凌辱含みます。

年齢設定は、カノンが36歳なのは個人的に譲れないので、(氷河ミロ子のときはミロ子を23歳にするものの若すぎるので)ミロ子を28歳にします!
他の年少組は29歳~、でよろしくです。


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14年前、14歳のとき。ミロ子は蠍座の黄金聖闘士になった。名家に生まれ、蠍座の黄金聖闘士になるべく育てられたミロ子ではあったが、やはり、正式に黄金聖闘士になると喜びもひとしおだった。
アイオロスが離反してから、はじめて誕生する黄金聖闘士だ。聖域も祝福に包まれていた。
ミロ子は逸る気持ちを抑え、あえてゆっくりした足取りで教皇宮を後にした。心臓が高鳴っている。
最初に黄金聖闘士になった事実を報告したいのは、年上の親友であるカミュだった。男尊女卑の色濃く残る聖域にあって、ミロ子の性別をまったく気にかけない珍しい人物でもある。挫けそうになる度、実力がすべてだと言い切る水瓶座の黄金聖闘士のカミュにいくど助けられたことか。
ミロ子は道中新しく同僚となったアイオリアたちの祝辞をありがたく頂戴しながら、シベリアへ向かうため、彼らの姿が見えなくなると我慢できず駆けだした。
黄金聖衣で地上に降りるのはおかしいだろうか?
だが、構うことはない。人の視線が気になるより早く、光の速さで、カミュの元を目指せば良いだけだ。教皇からは労いの言葉とともに半月の休暇を頂戴してる。一週間くらい滞在しても構わないだろうか。
ミロ子は肩から流れ落ちる髪に手を当て、小さく微笑む。
願をかけて伸ばし始めた髪だったが、そろそろ別れどきか。だが、当人にその気はないのだろうが、せっかくカミュが美しいと褒めそやしてくれた髪だ。もう少しこのままでいようか。
カミュは髪の長い、女らしい女が好きなようだし。
そのとき、一瞬のすきをついて、背後に腕をねじり上げられた。
デスマスク、か?あいつが女と見れば手を出すようなやつであることはみんな知っている。この前も、無下に袖にしたばかりだ。それを恨みに思っての犯行か?
油断していたミロ子は舌打ちをこぼして反撃しようとするが、テレポートで異空間に移され、胃がひっくりかえるような衝撃を覚えた。
同時に、疑惑も芽生える。
派手好きで目立ちたがりのデスマスクが声もなく技を放つようなことがあるのだろうか。
腕をねじり上げられ苦痛に呻いている間に、ミロ子は白い壁の部屋へ押し込められた。
無機的な部屋だ。一面白色で、家具が何もない。とうてい手の届きそうにない高い場所に設けられた小窓と、入口には、鉄柵が張り巡らされている。その部屋は否応なしに神への信仰を想起させた。感謝の念ゆえではなく、慈悲を願って、神にすがるための部屋だ。
「ここを知っているか?」
知らない声が問う。
「下郎が、オレを誰だと思っている!」
ミロ子はSNを放つべく指先を男へ向けた。しかし、通常であれば放たれるはずの小宇宙は感じられなかった。それどころか、どこからも、小宇宙の息吹を感じられない。男からも、自分からも。
驚愕するミロ子の顎をぐいと持ち上げ、男が嗤う。
「ここがどこだか、お前は知らないのか?黄金聖闘士になったばかりならば、それも致し方あるまい。ここは聖域の一角に設けられた、拷問のための部屋。小宇宙がいっさい使用できない神に見捨てられた場所。ここの存在は、聖域にあっても禁忌なのだ。愛を謳うアテナには相応しくないからな。」
烏の濡れ羽根色の髪に、オッドアイ。アフロディーテとはまた趣の異なる際立って美しい男の顔は、憎悪に歪んでいた。その憎悪の寄る辺を知らないミロ子は困惑するが、同時に、ある現実に際して恐怖していてもいた。聖闘士の道を歩んできて、はじめて覚える類の恐怖だった。
この憎悪の理由を、自分は知らない。だが、この憎悪の向かう先を自分は知っている。
男の手が乱暴にミロ子の黄金聖衣にかけられた。小宇宙を失い精彩を欠いた黄金聖衣はあっけなくはがされてしまう。恐怖に駆られ暴れ出すミロ子の抵抗を難なく抑え込み、男は唇を歪めた。
「せいぜい、お前の神の慈悲にすがって祈るが良い。」
恐怖に、咽喉が鳴った。


男の手が好き勝手にミロ子の身体をまさぐる。抵抗して爪を立てれば、手ひどく殴られた。
なぜ、自分が。
今まさに、黄金聖闘士として栄光の道を歩み始めたばかりの自分が、なぜ、こんな目に。
恐怖より屈辱から涙がこぼれた。誰も助けてくれない、神に祈っても仕方ない理不尽な現実が恨めしかった。はじめて、己の無力さを痛感した。
漏れ出そうになる嗚咽に、男が満足気に喉を鳴らし、ミロ子の髪を引っ張る。と同時に、血の味のする口内に男のものが押し込められた。最初は何とか舌で押し返そうとしたが、根元から髪を掴まれ、咽喉の奥まで乱暴に揺すぶられたせいで、最後は息苦しさと嘔吐感に顔を歪めるだけで精いっぱいだった。
涙で視界がにじむ。
怒張したものが口から引き抜かれ、精液を顔にかけられた。
激しく咳き込むミロ子の肩を床に押しつけた男は、大きく股を開かせ、圧し掛かって来た。無遠慮に挿入され、引き裂かれるような痛みにあえぐミロ子に、男は高らかに笑い声をあげた。
敵を倒さねばならぬという使命感ではない。敵に勝ちたいという向上心でもない。
この男を殺してやりたい。
はじめて、ミロ子は殺意を覚えた。
「殺してやる…っ。」
殺意をみなぎらせた目で睨みつけてくるミロ子を、男がさも楽しそうに笑う。
「殺してやる…っ!絶対、絶対お前を殺してやる!」
「ならばかかってこい。俺を殺せなければ、お前の敗北がみなに知れ渡ることになる。」
咽喉に噛みつかれ、あまりの痛みに、ミロ子の背中が弓なりに逸った。血のにじむ傷跡を舐めながら、男が囁く。
「知られたくなれば、またここへ来い。」
「オレがっ、お前の要求を飲むとでも、」
「写真をばらまかれたいのか?黄金聖闘士さまが凌辱されている写真など、さぞ評判になるだろうな。」
ミロ子の体を揺すぶりながら、男が嗤う。
「なぜ自分なのか?という顔をしている…それは、世界が理不尽だからだ。非など何もなくとも、突如、憎悪にさらされて死ぬこともある。」
男はミロ子の中へ劣情を放つと、屈辱に打ち震えるミロ子を捨て置き、さっさと立ち上がった。去り際、男が眼光鋭く睨みつけるミロ子を振り返り、口端を歪めた。
「黄金聖闘士に任命されなければ、お前もこのような目にあうことはなかっただろう。」
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